「大奥」の第9話（3月14日放送）は、次期将軍が決まりますが、将軍争いはますます激化していきます。
お知保、お品、定信は、次期将軍の座を狙い、動き出します。
それでは「大奥」の第9話のネタバレと感想をご紹介します。
「大奥」のこれまでのあらすじ
公家の姫・五十宮倫子（小芝風花）は徳川家治（亀梨和也）との婚儀が決まる。幼い頃、一度だけ見た家治が冷酷な目をしていた過去の記憶から不安を抱えて嫁いだものの、大奥総取締役・松島の局（栗山千明）は、京の頃より倫子に仕えるお品（西野七瀬）がいるにも関わらず、お知保（森川葵）を付き人につけ嫌がらせをする。倫子は、初恋の相手・久我信通（鈴木仁）に大奥から逃げる手助けを頼むが、倫子の姉と結婚したことを知り、お品の腕の中で泣き崩れる。世継ぎを期待される中、御渡りの夜、家治は倫子に触れることもなく背中を向けて寝入ってしまう。田沼と松島の策により、お知保を側室に迎え、倫子は嫉妬に苦しむ。信道から一緒に京に帰ろうと誘われる倫子は、その誘いを断り、大奥で生きていく決意を新たにし、家治と結ばれる。そんな中、お知保が男児を産み「家基」という幼名が付けられる。倫子は念願の懐妊に喜ぶ中、貞之助と情を通じたお品が高岳と田沼の策略により、家治の側室に。田沼は家治の母が歌舞伎役者と男女の契を結んだ時の子供であることをネタに側室を迎えるように脅す。そんな中、倫子の陣痛が始まるものの早産で娘を失う。
第１話 第２話 第３話 第４話 第５話 第６話 第７話 第８話
「大奥」第9話のあらすじ
「大奥」第9話の見どころ
１．倫子とお品の戦い！
２．松平定信と田沼が次期将軍争いの糸を引く
３．家治の苦悩
「大奥」の第9話のネタバレ
倫子（小芝風花）は、増上寺代参の日、家治（亀梨和也）にあいさつをして出かけますが、どこかよそよそしい様子です。
家治には内緒で、松平定信（宮舘涼太）との約束の場所へと向かう倫子。
そんな倫子が門を出て行く様子を猿吉（本多力）が物陰から見送っていました。
倫子と定信が密会
浜御殿で密会する倫子（小芝風花）と定信（宮舘涼太）。
倫子は、文や贈り物で励ましてくれたことに感謝しました。
世継ぎ「家基」
倫子は定信に、お知保（森川葵）の子・家基が「家基」という名をもらい、世継ぎに決まったことを報告します。
これで大奥もひとまず平穏だと定信は微笑みます。
幼い頃に一緒に遊んだ定信（宮舘涼太）のおかげで、倫子（小芝風花）は久しぶりに楽しいひとときを過ごします。
帰り際、定信は倫子に、
自分ならつらい思いをさせない、ずっと好きだった。
家治と離縁したらどうか？
と告白し、倫子を抱きしめ、倫子は戸惑ってしまいます。
田沼の野望
一方、田沼意次（安田顕）は高岳（田中道子）から、お品（西野七瀬）の子・貞次郎が世継ぎに指名されなかったことを厳しく責められていました。
そして田沼の口から
「家基に消えていただくしかない。」
という発言に、高岳は耳を疑います。
しかし、お品はこのままだと自分の息子・貞次郎が殺されてしまうと危機感をつのらせ、
息子のためなら、何だってする！と決意します。
こうして、田沼は家基を殺害する計画を実行に移します。
平賀源内
その頃、家治の元には、平賀源内（味方良介）が訪れていました。
天変地異や飢饉を危惧する家治は、米に頼らず「サツマイモ」を作るために幕府が支援することを決めました。
平賀源内は、やはり御台所・倫子が言った通りお国のことをしっかりと考えている方だと言います。
家基失踪
そんな中、大奥では家基（家斉）が、遊んでいると一人で駆け出し、見失ってしまいます。
家基の前には猿吉（本多力）が立ちはだかり・・・
川に転落した家基が見つかりますが、命を落とすという悲劇が起こります。
倫子は、家基が落ちた川を眺めて、悲しみます。
向こう岸では、お品が微笑んでいて・・・。
お品は、我が子を抱いて「良かった」と微笑んでいました。
それを聞いた倫子は、何たる事か！と声を上げます。
しかしお品は、私にはこの子しかない！！と必死です。
倫子は、お品の変貌ぶりに、がっかりし、同時に悲しみます。
部屋に戻ったお品は、倫子に「変わった」と言われたことが、心に引っかかります。
そんな中、家治が倫子が用意していたお品の大好きな本を持ってきます。
一匹の猫を僧侶たちが奪いあい、猫は争いの元になるといい殺されてしまうという物語でした。倫子なら、猫を増やすと言った言葉が忘れられないと言います。
松島を大奥総取締役から引きずり下ろす
田沼は、大奥の総取締役・松島の任を解く嘆願書を家治に見せて解任を要求し、高岳を推薦すると動き出します。
家治は、勝手にしろといい、田沼の考えを受け入れました。
田沼は、高岳とほくそ笑むのでした。
次は貞次郎を狙う定信
定信は、猿吉に貞次郎を殺すよう指示します。しかし、猿吉はまだ赤子の貞次郎を殺すことに躊躇します。
実は、家を失くした猿吉を救ったのは定信でした。定信は孤児を集めて育て、居場所を失った人を救うために、自分は江戸城へ向かうと言ったあの日のことを思い出します。
猿吉は、お品に頼まれて貞次郎の前掛けやおもちゃを買ってきます。猿吉は、きっと猫を増やせる人だというお品は、貞次郎とお揃いの足袋を渡しました。
その夜、猿吉は貞次郎の部屋に忍び込み、息の根を止めようとしますが、命を奪う罪悪感の間で葛藤し・・・。
猿吉は、殺せなかったことを定信に報告し、今の定信さまは欲望のまま動いていると指摘すると、定信は怒り狂い刀を振り下ろしてしまいます。
失意のお知保
一方、お知保は、子を亡くした悲しみに暮れ、家基が命を落とした川へ飛び込もうとしていました。倫子は、家基の優しさに触れ心を取り戻したから、どうか生きてくれと抱きしめます。
その姿を、家治、お品は見ていました。
お知保は、家治はやっぱり倫子を心から愛していて、奪うことができなかったと言い、家基が最期に描いた家治の絵を届けてくれと頼みます。
家治の苦悩
家治は、千代姫の松の木の前にいました。
倫子は、家基が描いた家治の絵を渡しました。
家春は、「自分は将軍家の血筋ではない」と衝撃の告白をします。
家治は、幼い頃から次期将軍として育てられたものの、父は家重ではないという秘密を抱え、田沼の言いなりになっていたと言います。
家治は、唯一心を許せる倫子に、長年抱えてきた苦悩をやっと打ち明けました。
倫子は、家治の告白に驚きながらも、彼を受け入れようとします。
この話しを松島が聞いていて・・・。
「大奥」第9話の感想
お知保の息子・家基が殺されてしまいましたね・・・。
次は、貞次郎まで狙うとは、定信の恨みは相当深そうです。
もともと定信は、家を失い行き場を失くした猿吉を助けたり、志のある人でした。
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なんでこんなに残酷になってしまったのでしょうか。
また、お品も我が子を守るために必死ですが、その姿を倫子は悲しく思っています。
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さて、家治は自分が徳川家重の子供ではないことを倫子に打ち明けました。
将軍の父が歌舞伎役者だと暴露されたならば、もう将軍の座どころか、命を奪われてしまいます。
家治の出生の秘密については、田沼が作った話のような気もしますが、真相はどうなのでしょうか？
家治の母については、こちらにまとめています。
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