日曜劇場「さよならマエストロ」の第8話(3月3日放送)は、俊平(西島秀俊)に四国・高松の母校からオファーが届きます。
俊平は、ずっと故郷に帰ることを拒んでいたある理由がありました。
第8話では、俊平の過去が明らかになっていきます。
それではドラマ「さよならマエストロ」第8話のあらすじネタバレと感想です。
「さよならマエストロ」の第8話予告
「さよならマエストロ」第8話の見どころ
- 天音の父親の態度
- 海の行動
- 俊平の父との確執
「さよならマエストロ」第8話ネタバレ
響と天音
響は天音が心配で、大輝に付き添ってもらって彼女の家へ向かいます。しかし、玄関先で応対した父親の白石は取り付く島もありません。
天音の父親は、天音が音楽を始めたことに対し、強い怒りを感じています。
天音の気持ちを理解しようとせず、一方的に自分の意見を押し付ける父の態度は、天音を追い詰めていると感じた海は、ある行動を起こします。
海の行動は、天音にとって大きな支えとなります。
俊平の過去
俊平は、母校の創立記念イベントへの出席を決意し、30年ぶりに四国・高松の実家に帰ります。
最初は家族4人で帰る予定でしたが、志保の策略により、俊平と響の2人旅となりました。
高松に到着した俊平は、実家の前で立ち止まり、仕切り直そうとします。しかし、振り返ると父が怖い顔で立っていました。
恐る恐る響が玄関を開けると、驚いた母が現れます。響は祖母とは、海が産まれたとき以来の再会でした。
母は2人を招き入れ、俊平は子供時代は野球しかできず、エースで4番だったことを聞かされます。運動音痴だと思っていた響は、驚きを隠せません。
俊平は、30年ぶりに帰郷した実家で、様々な感情が交錯します。
父親への複雑な思い、故郷への懐かしさ、ここで音楽家としての第一歩に触れたことを思い出します。
響は、父の知らなかった一面を知り驚きます。
俊平は母に、高松でコンサートがあるからそれを見たら帰ると言います。
母親は、それなら俊平の仲間を呼びなさいといい、その夜、オケのみんなは俊平の家に招かれました。
すると、突然息子の海がやってきて、一人じゃないと言います。
海は、家出をした天音を連れてきました。
家出なんて絶対だめだ!と天音に注意する俊平ですが、響は自分も家出したことがあるくせに人のこと言えないと言います。
俊平の葛藤
俊平は、家出した天音に怒りながらも、自分自身の過去と重ね合わせて複雑な思いを抱きます。
俊平と音楽の出会い
俊平は、野球の強豪校のコーチである父親の影響で野球漬けの日々を送っていました。しかし、高校時代、ずっと空き家だった隣の家から、ある外国人男性が弾くバイオリンの美しい音色に心を奪われます。
それは、後に俊平の恩師となるシュナイダー先生でした。
シュナイダー先生の家でオーケストラのレコードを聴いた俊平は、音楽の虜となります。ドレミも知らない俊平に、音楽を教えてくれたシュナイダー先生。
しかし、音楽に興味を持つことを父親に知られるわけにはいきませんでした。
そんな中、シュナイダー先生から、自分が指揮していたオケ「ノイエシュタット」の公演が東京であるから見てきなさいとチケットを貰います。しかしその日は、甲子園の予選と同じ日。
俊平は、東京行きのバスに乗りました。
会場に着くと、チケットを忘れてしまい途方に暮れていたところに、ある男性がチケットを買ってくれました。
初めてオーケストラを聴いた俊平は、絶対に指揮者になる!と心に決めます。
高松へ帰ると、父は大暴れし、家を出ていけと言います。
シュナイダー先生は、自分が大事にしてきたお守りを渡し、自分の情熱を大事にしてと言いました。
それから家を出た俊平は、結局30年も実家に帰ることはありませんでした。
シュナイダー先生は、俊平の音楽人生に大きな影響を与え、俊平は、音楽への情熱を追求するために、父を悲しませるかもしれないけれど自分の心に従い、家を出て音楽家になることを決意しました。
父との和解
翌朝、母から今日は父の引退試合だと聞いた俊平。
予定通り、母校で公演を行う俊平は、心の情熱を信じて夢中で生きて欲しい、それは人生の宝になると生徒たちに伝えました。
これを聞いていた天音は、心が熱くなります。
母校のブラスバンドの指揮をする俊平。
その音を父はグランドで耳にし、幼い頃からの俊平との日々を思い返します。
父への謝罪
試合が終わると、父はグランドに深々と頭を下げました。
すると、俊平がグランドにやってきて、父に対して、野球選手になれなかったことを謝罪します。
だけど、人の心を熱くする人になると約束します。
父は、もう帰ってこなくていいから、しっかりやれとエールを送りました。俊平と父は、長年のわだかまりを解くことができました。
その頃、小村二朗(西田敏行)は、30年前、東京でオーケストラのコンサートを見に行った時、チケットを忘れてこの世の終わりのような顔をした学生にチケットを渡したことを話していました。
晴海に戻ると、天音の父が迎えに来て、カンカンに怒っています。
マイペースに見えるのは、豊かな感情があって、素晴らしい音楽を奏でる事ができると説得します。
すると天音は初めて父の前でバイオリンを弾き・・・
なんと天音は、響が難しいと言った海の編曲を2ヶ月でマスターしていたのです。
天音は、お父さんが悲しもうと、絶対に指揮者になる!と初めて自分の気持ちを宣言しました。
「さよならマエストロ」第8話の感想
「さよならマエストロ」第8話は、俊平の言葉に胸が熱くなりました。
人を悲しませることになるかもしれないけれど、自分の心に従った俊平。
それは、今の天音と同じ様な環境だったんですね。
響も、俊平の過去を知り、自分も心の思うままに生きようと決心するのではないかと思います。
来週は、響の心の動きがありそうで、必見です!
「さよならマエストロ」来週第9話のあらすじ
「さよならマエストロ」キャスト相関図
「さよならマエストロ」のキャストなどまとめ
役名 | 役柄 |
夏目俊平(なつめ しゅんぺい) 西島秀俊 | 主人公。元指揮者。娘との関係に悩む。若くして海外で活動し、数々の著名なオーケストラと共演してきた天才マエストロ(指揮者)。5年前に起きた“ある事件”をきっかけに家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽界から離れていた。 |
夏目響(なつめ ひびき)〈20〉芦田愛菜 | 俊平の娘。晴見市役所総務課に勤務している。5年前の“ある事件”をきっかけに俊平とは不仲。 |
森大輝(もり だいき)宮沢氷魚 | トランペット奏者。努力家だが、演奏に難がある。響と同じ市役所の観光課に勤務。 |
内村菜々(うちむら なな) 久間田琳加 | ティンパニ奏者。大学生。高校時代のトラウマがある。 |
古谷悟史(ふるや さとし)玉山鉄二 | 団長。ファゴット奏者。晴見市役所観光課の職員。響の上司。俊平を指揮者として招聘。 |
近藤益夫(こんどう ますお)津田寛治 | コンサートマスターでバイオリン奏者。建設会社の社長。指揮者志望で俊平を快く思わない。 |
夏目志帆(なつめ しほ)石田ゆり子 | 俊平の元妻で響と海の母親。画家。俊平を晴見フィルハーモニーの指揮者に推薦する理由がある。 |
夏目海(なつめ うみ)大西利空 | 俊平の息子。フランス生まれの帰国子女。高校2年生。父と姉の関係をさり気なくフォローする。 |
谷崎天音(たにざき あまね)當真あみ | 高校2年生。楽天的。音楽経験はゼロだが晴見フィルハーモニーに入るが、ある秘密を抱えていて…… |
小村二朗(こむら じろう)西田敏行 | カフェ「うたカフェ二朗」の店主で、大輝の祖父。晴見フィルハーモニーの最古参で、俊平とも過去に深い縁がある。 |
倉科瑠李(くらしな るり)新木優子 | フルート奏者。恋愛絡みで事件を起こして数多のオケをクビになってきた。狙った獲物は決して逃がさない通称“カルメン”。 |
鏑木晃一(かぶらぎ こういち)満島真之介 | 物語の鍵を握る謎の男。5年前の“ある事件”を知っているようで近づく。晴見フィルに大きな波紋を呼ぶ。 |
公式サイト | 公式HP |
公式SNS | 公式X |
脚本 | 大島里美
「凪のお暇」「妻、小学生になる。」など |
\次の日曜劇場情報!2023年4月スタートのドラマ一覧/
\2024年1月スタートのドラマ/
\31日間の無料トライアル中に解約すれば料金は一切かりません/ さらにU-NEXTは無料でお試しでも600円分のポイントが付くよ! ※この記事は執筆時点の情報です。詳細はU-NEXT公式サイトをご確認ください。 |