ドラマ「虎に翼」第120回(9月13日金曜日放送)は、複数の重要なドラマが展開されます。
薫(池田朱那)は、自身の出自を隠していた母・香淑(ハ・ヨンス)に対して深い怒りを抱きながらも、大学には真面目に通うようになっています。
一方、病が進行した多岐川(滝藤賢一)には、懐かしい顔ぶれの旧友たちが集まり、彼の最後の力を振り絞って少年法改正に反対する活動を支援しようとしています。
今回は「虎に翼」9月13日第120回のあらすじと感想、次回の展開予想をお届けします。
放送枠 | NHK朝の連続ドラマ小説 |
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ドラマ名 | 虎に翼 |
放送日 | 9月13日金曜日 |
第15週タイトル | 始めは処女の如く、後は脱兎の如し? |
「虎に翼」第120回(9月13日金曜日)のみどころ
- 薫と母・香淑の関係の変化
- 多岐川の最後の奮闘と周囲の支援
- 少年法改正への反対運動とその影響
「虎に翼」第120回(9月13日金曜日)ネタバレ
不起訴処分を受けた薫(池田朱那)は、母・香淑(ハ・ヨンス)との関係に悩み、複雑な思いを抱えています。
母が韓国人であることを隠していた理由を理解できず、薫の心には怒りが渦巻いていました。
しかも、恋人から
「母親が韓国人だから」
という理由で別れを告げられ、ますます母との距離が広がるばかりです。
香淑が韓国人であることを隠していた背景には、戦争の影響がありました。
彼女は戦争の悲劇を乗り越えようと、日本人として生きることを選びました。
兄の勧めで日本に留学し、寅子(伊藤沙莉)と一緒に法律を学びますが、兄が逮捕され、さらには戦争の勃発で一時的に韓国へ帰国することに。
その後、香淑は韓国で汐見圭(平埜生成)や多岐川(滝藤賢一)と出会い、再び法律の道に戻ります。
汐見と結婚し、日本に戻った香淑は、多岐川の家で一緒に暮らすようになります。
しかし、日本での生活を送る中でも、彼女は自分の韓国人としてのアイデンティティをずっと隠し続けていました。
彼女の夢は、韓国の女性たちが自由に生きられる未来を実現することでしたが、自分の出自を隠す苦しさを抱えながらの日々が続いていたのです。
薫がこの話を聞いたとき、彼女はふと微笑み
「結婚前に彼の本性がわかってよかった」と前向きに話しました。
寅子も「別れて正解だったね」と、薫を力強く励まします。
多岐川の意見書
一方、多岐川は進行する病に苦しみながらも、家庭裁判所の設立者として最後の使命に取り組んでいました。
彼は少年法改正に強く反対し、その思いを意見書として桂場に託そうと必死に書き上げます。
多岐川の元にはかつての部下、小橋(名村辰)や稲垣(松川尚瑠輝)が駆けつけました。
彼らは岡山と鹿児島の家庭裁判所の所長に昇進したばかりでしたが、多岐川のために力を合わせて手助けすることを決意し、彼の元に駆け寄ったのです。
二人の顔を見て、多岐川は深い感謝とともに彼らを抱き寄せました。
その時、香淑が突然小橋と稲垣の前に姿を現します。
大学時代に共に法律を学んだ香淑が目の前に現れ、二人は驚きました。
小橋は「汐見さんの妻が実在するのか、ずっと心配していたんだよ」と笑いながら、
香淑が幸せそうに暮らしていることに安心しました。
多岐川もそんな二人を抱きしめ、懐かしい日々を思い出していました。
香淑の決意と家族の絆
その夜、香淑の兄・潤哲が韓国から突然訪れました。
香淑は、結婚の報告ができなかったことを詫び、潤哲にこれまでの決断について謝罪します。
潤哲は、幸せそうに暮らしている香淑を見て微笑み、結婚を認めます。
この再会に、家族全員が絆を再確認し、幸せな時間を過ごします。
多岐川の訃報と意志の継承
しかし、翌日、桂場の元に突然久藤が現れ、多岐川が亡くなったことを伝えます。
多岐川が最後に残した意見書は桂場に託され、彼の強い思いが込められたその書類を受け取った桂場は、少年法改正に反対する多岐川の遺志を引き継ぐ決意を固めます。
物語は、家族の絆や法の守り手としての使命を描きながら、登場人物たちが互いに支え合い、成長していく様子が描かれました。
感想
深い感情と重要な社会問題が交錯する感動的なエピソードです。
薫と母・香淑の関係が複雑に描かれており、薫が抱える怒りや葛藤がリアルに伝わってきました。
彼女の成長を見守る中で、家族との関係の修復がどのように進展するのかが気になります。
薫と母・香淑の関係がどのように進展するのかが見どころです。
薫の内面的な葛藤や家族との関係の修復が、どのように物語に影響を与えるのかが注目されます。
また、多岐川の反対活動の結果がどのように社会に影響を与えるのかも重要なポイントです。
少年法の厳罰化が実現するのか、それとも多岐川の意見書が影響を与えるのか、今後の展開が楽しみです。
まとめ
「虎に翼」第120回は、母・香淑の複雑な関係、多岐川の最後の奮闘と旧友たちの支援、そして少年法改正に対する反対運動という重要な要素が交錯するエピソードでした。
次回以降の展開に期待し、キャラクターたちの未来や社会の変化に注目していきたいと思います。