ドラマ「虎に翼」第119回(9月12日木曜日放送)は、のどか(尾碕真花)の婚約者・誠也(松澤匠)が星家に訪れるシーンから始まります。
一方、星家では航一(岡田将生)と優未(川床明日香)が進路をめぐって激しい口論を繰り広げています。
さらに、昭和44年の日本では、日米安保改定を控えた若者たちの騒乱事件が増加し、少年法の厳罰化を求める声が高まっています。
今回は「虎に翼」9月12日第119回のあらすじと感想、次回の展開予想をお届けします。
放送枠 | NHK朝の連続ドラマ小説 |
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ドラマ名 | 虎に翼 |
放送日 | 9月12日木曜日 |
第15週タイトル | 始めは処女の如く、後は脱兎の如し? |
「虎に翼」第119回(9月12日木曜日)のみどころ
- のどかの婚約者・誠也の登場とその影響
- 優未の進路変更と航一との口論
- 昭和44年の社会情勢と少年法の議論
「虎に翼」第119回(9月12日木曜日)ネタバレ
物語は、のどか(尾碕真花)が婚約者の誠也(松澤匠)と共に実家を訪れるシーンから始まります。
婚約者の誠也(松澤匠)
二人は緊張しながら、星家の玄関前で家の中を窺いますが、なかなか勇気を出して中に入ることができません。
実は、家の中では優未(川床明日香)と父の航一(沢村一樹)が激しく言い争っていたのです。
玄関で様子を伺っていたところ、寅子(伊藤沙莉)に見つかり、慌てて自己紹介をする二人。
誠也は「吉川誠也です」と丁寧に挨拶をするものの、家の中の緊張感に少し困惑した様子を見せます。
のどかは婚約者を紹介するタイミングに悩んでいましたが、寅子の和やかな笑顔に少し安心し、二人はようやく家に足を踏み入れます。
父と娘の衝突
その一方で、居間では航一と優未の口論が続いていました。
優未は大学院で寄生虫の研究をしていましたが、突然その道を辞める決意を伝えます。
これに対し、航一は激しく反対し、これまでの努力が無駄になってしまうことを強く心配しています。
特に、少なくとも博士号を取得するまでは学業を続けて欲しいと懇願します。
しかし、優未は自分の将来に対する不安を抱えており、研究を続けても自分の居場所がないと感じていました。
「こんなに頑張っても、未来が見えない」
と言う優未に対して、航一は「そんなことはない」と何度も説得を試みますが、二人の意見は平行線をたどります。
寅子の介入
そのタイミングで、玄関から様子を見守っていた寅子が居間に入り、二人の対立に割って入ります。
寅子は航一に対して、「優未の未来を閉ざすことはしないで」と優しく諭します。
どの道を選んでも、優未が自分らしく生きられることが一番大切だという信念を持っており、彼女が自分の道を決められるよう背中を押します。
航一は、これまでの努力が無駄になるのではないかと心配を口にしますが、寅子は
「努力は無駄にならない」
と優未を励まします。この言葉に、優未は静かに頷き、少しだけ父との対立が和らぎます。
のどかと誠也の登場
居間の緊張が緩んだところで、のどかが婚約者の誠也を家族に紹介します。
誠也は芸術の道を歩んでおり、のどかとの結婚に強い決意を持っていることを家族に伝えます。
「誠也が夢を諦めるなら、私は彼とは結婚しない」
と宣言するのどかに、誠也も再び自分の夢を追いかける決意を固め結婚を宣言します。
この二人の強い決意を目の当たりにした航一は、感動し、思わずその場で倒れ込んでしまいます。
社会の動きと寅子の葛藤
その頃、社会では若者たちによる騒乱が激化し、公害問題や水俣病の訴訟が全国で広がっていました。
桂場(松山ケンイチ)は、公害訴訟に積極的に取り組み、
「助けを求める人々のために尽力するのが司法の役割だ」
と信念を語ります。
しかし、寅子には、彼が焦っているように感じられました。
一方、法務省では、家庭裁判所の存在意義を疑問視する動きが強まり、昭和45年6月には、制度の見直しが議論され始めます。
寅子はその動きに憤り、かつて多岐川(寅子の恩師)が語った
「法律は人々を幸せにするためのもの」
という言葉を思い出します。その頃、多岐川は病に倒れ、寝たきりの状態になっていました。
さらに、日米安保条約の改定を控え、昭和44年以降、若者たちの反政府デモや騒動が続発し、社会は混乱の中にありました。
少年法の厳罰化を求める声も高まり、寅子たちは社会的な変化にどう向き合うかを模索していきます。
感想
家族のドラマと社会の動向が見事に交錯している回でした。
のどかの婚約者・誠也が登場することで、家族の関係がどう変化するのかが気になります。
彼女の未来がどうなるのか、航一との関係も含めて次回の展開が楽しみです。
昭和44年の社会情勢も、ドラマのストーリーに深みを加えています。
若者たちの騒乱や少年法の議論がどう影響を与えるのか、今後の展開が非常に楽しみです。
のどかの婚約者・誠也の登場が家族内にどのような変化をもたらすのかが注目です。
誠也が星家に与える影響や、彼との関係がどのように展開するのかが見どころです。
また、優未の進路変更と航一との関係の進展が、家族全体にどのような影響を与えるのかも重要なポイントです。
彼女の決断がどのように受け入れられるのか、そしてそれが家族の未来にどのように影響するのかが注目されます。
まとめ
「虎に翼」第119回は、家族内のドラマと社会の動向が見事に交錯するエピソードです。
のどかの婚約者・誠也の登場が家族の関係に影響を与え、優未の進路変更と航一との口論が感情的な緊張を生み出しています。
さらに、昭和44年の社会情勢と少年法の議論が物語に深みを加えています。
次回以降の展開に注目し、登場人物たちの未来や社会の変化がどのように描かれるのかが楽しみです。