ドラマ「虎に翼」第117回(9月10日火曜日放送)は、昭和44年1月、桂場(松山ケンイチ)がついに高裁長官に就任し、その功績を祝う盛大な祝賀会が開かれました。
一方で、日本全土に衝撃を与えた学生運動の激化と安田講堂事件が勃発し、物語は大きな転機を迎えます。
娘の逮捕に直面する香淑(ハ・ヨンス)の葛藤や、寅子(伊藤沙莉)の成長が描かれる今回の第117回は見逃せません。
放送枠 | NHK朝の連続ドラマ小説 |
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ドラマ名 | 虎に翼 |
放送日 | 9月10日火曜日 |
第15週タイトル | 始めは処女の如く、後は脱兎の如し? |
「虎に翼」第117回(9月10日火曜日)のみどころ
- 桂場の高裁長官就任の祝賀会は「笹竹」で行われる
- 学生運動の激化と安田講堂事件
- 香淑と寅子の葛藤と試練
「虎に翼」第117回(9月10日火曜日)ネタバレ
桂場の高裁長官就任と祝賀会
昭和44年1月、桂場(松山ケンイチ)がついに高裁長官に就任しました。
テレビでインタビューを受ける桂場に、寅子と航一は笑みを浮かべます。
さっそく、梅子(平岩紙)と道男(和田庵)の経営する「笹竹」で盛大な祝賀会が開催されました。
笹竹は、お寿司と甘味処としてにぎわいを見せています。
祝賀会では、多くの友人や同僚が集まり、新たなリーダーとしての桂場に期待の声が高まりました。
汐見は人事を任され、航一は最高裁の調査報告を担当していました。
航一は、朋一が優秀でありながらも、視野が狭くなっていることに対して懸念を抱いています。
彼の懸念がこの後、どのように物語に影響を与えるのか、注目が集まります。
学生運動の激化と安田講堂事件
学生運動は、昭和後期の社会的な背景を色濃く反映しています。
戦後生まれの若者たちが自由を求めて体制に反発する声は日々強まっており、ついに東京大学で安田講堂事件が発生しました。
この事件は日本全土に衝撃を与え、多くの学生が逮捕されました。
香淑と汐見の娘・薫はこの運動に参加し、逮捕されてしまいます。
香淑は、司法試験に合格していたことから、娘の弁護をすると強く主張しますが、その状況に寅子も心を痛めています。
感想
今回のエピソードは、桂場の高裁長官就任という華やかなシーンと、学生運動の激化という対照的な出来事が描かれていました。
特に、香淑が娘を救うために司法の道を選び、自ら弁護を担当しようとする姿に胸が打たれました。
母としての愛情が強く描かれていて、彼女の決意には共感を覚えましたが、夫の汐見は冷静さを欠いているところが心配していましたね。
次回の「虎に翼」では、学生運動の余波がさらに広がることでしょう。
薫の逮捕をきっかけに、彼女の家族や友人たちの関係性にも影響が出てくることが予想されます。
また、香淑が娘の弁護を引き受けるものの、母親としての感情が強すぎるため、冷静な判断ができるかどうかが鍵となりそうです。
さらに、桂場の高裁長官としての今後の活躍も重要な要素です。
彼の新しいポジションでの決断がどのように物語に影響を与えるのか、注目が集まります。
朋一と航一の関係も一触即発の状態になっており、これがどのように解決されるのかが大きな見どころです。
まとめ
「虎に翼」第117回は、桂場の高裁長官就任という大きな節目を迎える一方で、学生運動の激化や家族間の葛藤が描かれる、非常に内容の濃い回となりました。
特に、薫の逮捕を巡る香淑と寅子の関係性や、社会の動乱の中で、登場人物たちの成長が印象的です。
物語はますます緊迫感を増していきます。
今後の展開に期待が高まります。